法律学科

入門ゼミで楽しく法律に触れ、将来を見すえたコース履修へ。
社会で活躍するためのリーガル・マインドを身に付ける。
学科のポイント
将来の目標に応じて学べる3コース(「法律総合コース」・「公共法務コース」・「総合政策コース」)を設置しています(2016年4月に再編しました)。
それぞれの目標の実現につながる授業を体系的に展開しています。
また、1年次から少人数制のゼミを導入し、4年間を通じて濃密な学びや考察、議論に取り組むことで、社会での活躍の土台となるリーガル・マインドを身に付けていきます。
→もっと詳しく(学問の解説・カリキュラムなど)(大学公式サイト)
このような方におすすめ
- 法律専門職を目指したい。
- 公務員を目指したい。
- 企業で法律知識を生かして活躍したい。
- 政治学を学び、政策に関する知識を身に付けたい。
アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)
養成する人材像・教育課程の特色
弁護士などの法律専門家、公務員、企業や地域社会で中心となって活躍する人材を養成することが、われわれの目標です。法律学や政治学を学ぶための基礎を身につけた上で、将来の目標に向けて必要な専門科目を効率的に履修することができるようにするため、三つのコースを用意しています(2年次にコースを選択します)。①法律系資格の取得・法科大学院などの大学院への進学・一般企業への就職などを目指し、基本的な法律科目である憲法・民法・刑法などの六法科目を中心に、法律を総合的に学習する「法律総合コース」、②公務員・公共団体職員・外交官などを目指し、憲法・行政法・国際法など、公法科目を中心に学習する「公共法務コース」、③公務員・政策スタッフ・マスコミ・社会福祉団体職員・NPOなどを目指し、政治系・政策系・福祉系科目を中心に学習する「総合政策コース」があります。
求める人材像(求める能力)
- 知識・理解
高等学校の教育内容を幅広く学修しており、法律学や政治学を学ぶのに十分な基礎学力(読み書きの力を含む)を有している人 - 技能
学んだ知識をもとに、問題解決のあり方を示すことができる人 - 態度・志向性
社会で生じているさまざまな問題を積極的に解決しようとする姿勢や、積極的に社会に貢献しようとする姿勢を持つ人 - その他の能力・資質
英語の資格を取得した人や、スポーツ活動などで顕著な成績をおさめた人
入学者選抜のねらい
法学部での勉強では、広い視野を持ち、さまざまな角度から考えることが必要になります。そのため、法学部では、AO入試、推薦入試、一般入試のほか、特別入試として、帰国子女入試、社会人入試、学部留学生入試、編・転・学士入試などの多様な入試を実施し、さまざまな能力を持つ人材を国内外から広く受け入れています。
実施する入試制度
- 総合型選抜(総合型選抜・アスリート特別選抜)
- 学校推薦型選抜(A方式)
- 一般選抜(系統別日程・前期日程・後期日程・前期日程・共通テスト併用型・共通テスト利用型(Ⅰ期・Ⅱ期))
- その他の入試制度(帰国生徒選抜・社会人選抜(後期日程)・編・転・学士選抜・学部留学生選抜)
募集人員や、他の学部・学科で実施する入試制度は、入試ガイド をご覧ください。
パンフレット
学部ガイド・入試ガイド・大学案内など、パンフレットは大学パンフレットからダウンロードできます。
ミニ講義ビデオ
福岡大学教員によるミニ講座や夢ナビWebでの模擬内容の閲覧のほか、講義ビデオや教員からのメッセージビデオを視聴いただけます。
- 会社から不当な扱いを受けたとき、労働法に何ができる
(法学部 准教授 所 浩代)
- 全学部・学科の一覧を見る
学問分野紹介コラム
このコラムは学問分野(法学、機械工学、薬学などの◯◯学)と近年話題になったキーワードを関連付けた読み物です。
このような方におすすめ
- 日々の生活で興味関心のあるものが学問分野とどう関わるのかを知りたい
- まずは学部・学科のイメージを知りたい
コラムを読んで、詳しく知りたい学問分野や学部・学科ができた方は学科のポイントや、学部ガイド(パンフレット)などをご覧ください。
※コラムを読む前に以下にご注意ください
福岡大学で学べる学問分野をもとにコラムを制作していますが、コラムの内容が実際に福岡大学で学べる内容とは限りません。話題になったキーワードと学問分野の関わりを紹介したコラムとしてご覧ください。
法学×AI(人工知能)
AIの進化を支える、新たな法学者が求められている!
スマートフォンなどの音声アシスタントアプリをはじめ、車の自動運転など、日進月歩で発展を見せている人工知能「AI(人工知能)」。複雑で膨大なデータを読み込み計算し、人間の知能を再現する技術です。最近では、17世紀に活躍した有名画家の画風をAIが分析・学習し、そのタッチを再現して画家の「新作」を描くというものまで登場しました。こうしたAIの驚くべきコンテンツは今後もどんどん増えていくことが予想されますが、一方で一つの議論が白熱しています。それは「AIの創作物の権利は誰にあるのか?」という議論です。内閣の知的財産戦略本部で検討されるなど国を挙げて議論が繰り広げられていますが、その法整備は難しく結論はなかなか見えていません。もしAIが創り出した音楽や小説がヒットして社会を動かすことになったら、世の中のビジネスや人間のクリエイターたちの立場をどう保護すればいいのか。あるいは、AIの創作物全てを保護した場合、制限だらけになって人間にとって有益な創作物の出現を妨げてしまわないか。こうした社会の在り方を左右する重大な課題に挑む学問が「法学」です。AIと人類の未来の秩序を築く新たな法学者の誕生が、切に求められています。
▼その他、法学×AI(人工知能)に該当する学科
▽参照元
・首相官邸 知的財産戦略本部 提供『知的財産推進計画2016』(PDF)
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法学×働き方改革
女性が活躍する社会実現の「核」となるもの
長時間労働の是正や、非正規雇用労働者の処遇改善などをテーマに、一億総活躍社会の実現に向けて政府が推進している「働き方改革」。現在、パート法や派遣法などにおいてさまざまな分野で見直しがなされていますが、その多くが、内閣府が掲げる「2020年までに女性管理職の割合を30%に」の目標からも見てとれるように、女性が活躍しやすい労働環境の改善を軸に展開されています。しかしながら実社会では、管理職などに就き活躍することを望むと「仕事とプライベートの両立が難しくなるのではないか」「結婚や出産を諦めることになるのではないか…」と、ワークライフバランスに不安を抱いている女性が多いようです。事実、厚生労働省の雇用環境・均等部(室)に寄せられた相談内容を見ると、妊娠・出産などを理由とする解雇やその他の不利益な扱いに関する相談はいまだ多く見られるのだといいます。そうした実態を受け、2017年には男女雇用機会均等法や育児・介護休業法などの改正も実施されています。このように、さまざまな問題の解決にあたり、社会の円滑な運営を実現するために欠かせないのが法律であり、「法学」の学問です。全ての人がより良い環境で働き、生産性の高い働き方改革を叶えるためにも、現代の法学の分野では、法の知識とリーガル・マインドを大切にする人材の育成が重要視されています。
▼その他、法学×働き方改革に該当する学科
▽参照元
・厚生労働省「働き方改革の実現に向けて」HPより
・平成29年4月 内閣府男女共同参画局報告書「女性活躍に資する働き方改革の推進」
・『働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案の概要』
・「女性の活躍推進企業データベース」厚生労働省サイトより
・『男女雇用機会均等法、育児・介護休業法のあらまし(平成30年1月)』厚生労働省サイトより
・廣告社株式会社発行 2019年度版『逆引き大学辞典』
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