物理科学科

物理学を中心に広範な科学を学び、合理的な視点・思考法、問題解決能力を養う。
学科のポイント
物理学の目的はさまざまな自然現象を観察・分析し、その中に潜む簡潔な法則を見いだすこと、あるいはモデルを作って自然の仕組みを合理的に理解することです。
物理科学科では物理学を中心に、材料・環境・生命などに関わる広範な科学を学び、合理的な視点・思考法、問題解決能力を養い、それを生かして社会の発展に貢献できる人材の育成を目指しています。
→もっと詳しく(学問の解説・カリキュラムなど)(大学公式サイト)
このような方におすすめ
- 物理学に関心がある。
- 宇宙からものづくりまで、さまざまな領域にチャレンジしたい。
- 理科の先生になりたい。
アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)
養成する人材像・教育課程の特色
物理学の目的は、自然現象を観察・分析して自然界に存在する法則を見つけ出し、自然の仕組みを合理的に理解することです。物理科学科では、力学・電磁気学・熱力学・量子力学などに代表される物理学と、宇宙・物質・生命などに関連する科学とその応用分野を学び、自然現象を幅広い視野から理解する力を養います。その学修を通じて、論理力、分析力および未知の現象を解明する力を身に付け、総合的な視野から知識を活用できる能力と、豊かな人間性、社会性および国際性を兼ね備えた人材を養成することを目指しています。そのため、幅広い学問分野を学ぶとともに、物理学を基礎から専門領域まで段階的に学ぶことができる教育課程を編成し、4年間一貫した少人数教育を行っています。中学・高校「理科」、高校「情報」の教員免許を取得できます。
求める人材像(求める能力)
- 知識・理解
高等学校の教育内容を幅広く学習しており、物理学を学ぶのに十分な基礎学力を有している人 - 技能
学習や経験を踏まえて、物事や現象を順序立てて説明することができる人 - 態度・志向性
知的好奇心を持ち、物理学の専門的知識と幅広い教養および国際性を身に付けて、社会に貢献したいと考えている人 - その他の能力・資質
自己研鑽により、英語の資格を取得した人やスポーツ活動・競技会等で顕著な成績をおさめた人
入学者選抜のねらい
物理科学科は、物理学や自然に強い関心を持ち、学びや諸活動に積極的に取り組み続ける意欲あふれる人材を求め、多様な背景をもち、様々な能力を有する人材を国内外から広く受け入れます。
そのために、それまでに培われた基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた能力、資質、学ぶ意欲などを、多面的・総合的に評価する多様な入学試験を実施します。
実施する入試制度
- 総合型選抜(アスリート特別選抜)
- 学校推薦型選抜(A方式)
- 一般選抜(系統別日程・前期日程・後期日程・前期日程・共通テスト併用型・共通テスト利用型(Ⅰ期・Ⅱ期))
- その他の入試制度(帰国生徒選抜・編・転・学士選抜・学部留学生選抜)
募集人員や、他の学部・学科で実施する入試制度は、入試ガイド をご覧ください。
パンフレット・学科紹介動画
学部ガイド・入試ガイド・大学案内など、パンフレットは大学パンフレットからダウンロードできます。
また、受験生のためのライブラリー「FUKUTANA」には、学科紹介動画等も掲載しております。ぜひ、ご覧ください。
ミニ講義ビデオ
福岡大学教員によるミニ講座や夢ナビWebでの模擬内容の閲覧のほか、講義ビデオや教員からのメッセージビデオを視聴いただけます。
- より地球に優しく便利な生活を実現してくれる「超伝導」
(理学部 物理科学科 教授 西田 昭彦)
- 全学部・学科の一覧を見る
学問分野紹介コラム
このコラムは学問分野(法学、機械工学、薬学などの◯◯学)と近年話題になったキーワードを関連付けた読み物です。
このような方におすすめ
- 日々の生活で興味関心のあるものが学問分野とどう関わるのかを知りたい
- まずは学部・学科のイメージを知りたい
コラムを読んで、詳しく知りたい学問分野や学部・学科ができた方は学科のポイントや、学部ガイド(パンフレット)などをご覧ください。
※コラムを読む前に以下にご注意ください
福岡大学で学べる学問分野をもとにコラムを制作していますが、コラムの内容が実際に福岡大学で学べる内容とは限りません。話題になったキーワードと学問分野の関わりを紹介したコラムとしてご覧ください。
物理学×リニアモーターカー
超伝導技術と実社会との関わり
2027年の開業が予定されている「リニア中央新幹線」。時速500キロメートル以上で走行するリニア新幹線は、東京〜名古屋間を約40分で結び、その利便性の高さから大きな期待が寄せられています。リニア新幹線は、車両に取り付けられた超伝導磁石と壁面側に設置した浮上・案内コイルを用いた電磁石の磁気的な相互作用により車体が浮上します。浮上した物質に横から力を加えると大きな抵抗を受けることなく物体を動かすことができます。リニア新幹線では、側面側に並べた推進コイルに電流を流すことで、車両の超伝導磁石との間に引力・反発力が生じて車両が前進するのです。このように、リニア新幹線は「物理学」の原理を応用したものなのです。「電気抵抗がゼロ」「弱い磁場を検出できる」「強い磁場を発生できる」などのさまざまな特徴を持っている超伝導は、高電圧の送電ケーブルやMRI、心磁計・脳磁計など、幅広い分野への応用が期待されています。このように、物理学は実社会で将来使われる製品にも深く関わっているのです。
▽参照元
・「リニアモーターカーについて」山梨県立リニア見学センターHPより